仕事の中で、「分からない」という言葉は、案外、口にしづらいものです。

特に、専門用語やカタカナが当たり前に飛び交うIT業界。 「こんなことを聞いたら恥ずかしいかな」 「今さら分からないって言えないな」

そんな気持ちが先に立って、知ったかぶりをしてしまったり、黙り込んでしまったり。 お気持ち、痛いほどよく分かります。

だからこそ私は、お客様と話をするとき、言葉よりも「表情」を見るようにしています。

顔を見て、「?」を察知する

あえて少し難しい言葉を使ってみて、それが伝わっているかどうかを、顔つきや反応で確かめます。 もし、少しでも「?」が浮かんだように感じたら、すぐに言い換える。 たとえ話をしたり、紙に絵を描いたりして、「イメージ」で共有できるようにします。

サーバー、ドメイン、契約、費用……。 どうしても避けられない専門用語はありますが、「分からないまま進まない」ことだけは徹底しています。

「友達に聞く」感覚で、声をかけてほしい

もう一つ、私が意識していることがあります。 それは、「声をかけやすい空気」をつくることです。

お客様ではありますが、どこか「仲間」だと思って接しています。 ときには、「これはちょっと難しかったですね」「一緒に勉強しましょう」と軽く声をかけたり、冗談を交えたり。

友達や社内の仲間に「ねえ、これちょっと聞いていい?」と声をかけるような感覚。 そんな関係でいたいと思っています。

「分からない」を隠さなくていい環境へ

「分からない」と言える環境があること。 それは、ミスやトラブルを防ぐだけでなく、組織として力をそろえるための土台になります。

分からないことを隠さなくていい。察してもらえる。そして、一緒に整えていける。 クリップは、そんな「安心できる環境づくり」を、システム構築と同じくらい大切にしています。